Q1:抵抗期に仕事のパフォーマンスが上がっているように感じるのはなぜですか?
A1:アドレナリンやコルチゾールといった興奮性ホルモンが大量分泌され、生体が非常用の戦闘モードに入っているためです。脳内の覚醒水準が一時的に引き上げられている「過剰適応」の状態で、借金をしてエネルギーを前借りしているに過ぎません。この状態を本来の実力と誤認し続けると、ある日突然エネルギーが尽きて疲憊期へ急転落します。
Q2:自分が疲憊期に入っているかどうかを病院で調べる方法はありますか?
A2:心療内科や精神科、内分泌内科で診断を受けられます。問診による自他覚症状の把握に加え、血液検査や唾液検査によるコルチゾール濃度の日内変動測定、自律神経機能検査(心拍変動解析)などを通じて客観的な生体負荷を評価します。長引く微熱や倦怠感がある場合は、内科的疾患(甲状腺機能異常や自己免疫疾患)を血液検査で除外した上で確定診断が下されます。
Q3:汎適応症候群の初期段階(警告反応期)で回復を早めるセルフケアは何ですか?
A3:もっとも効果的なのは、ストレッサーからの物理的な一時離脱と、副交感神経を優位にする睡眠環境の確保です。ぬるめ(38〜40℃)の入浴、カフェインやアルコールの制限、就寝前のデジタルデトックスが基本となります。また、自身の抱えている不安を紙に書き出す「エクスプレッシブ・ライティング」により感情を客観視することも、脳の扁桃体の過剰興奮を鎮める有効な手段です。 (出典: 汎 適応 症候群(Yahoo!ニュース))