「無洗米はどうしてもパサパサして硬い」と感じる人が多い最大の要因は、無洗米特有の「粒の詰まり具合(密度)」にあります。精米された通常の白米の表面には目に見えない微細な「肌糠(はだぬか)」が付着していますが、無洗米は製造工程でこの肌糠をあらかじめ綺麗に除去しています。
そのため、通常の計量カップで同じ「1合(180ml)」をすくった場合、糠の厚みがない分だけ米粒同士が隙間なくぎっしり詰まります。重量で比較すると、普通の白米1合が約150gであるのに対し、無洗米は約158g〜160g前後と約5%以上も多くカップに入ってしまいます。
米の量が多いにもかかわらず、炊飯器の標準目盛りに合わせて水を注いでしまえば、明らかな「水不足」が発生します。これが炊き上がりのパサつきや芯残り、食感の悪さを引き起こす根本的なカラクリです。米の性質に見合った正しい水分バランスさえ把握すれば、パサつきの悩みは一瞬で改善します。