国際スケート連盟(ISU)のルールにより、シニアシングルのショートプログラムには合計7つの規定要素を組み込むことが義務付けられています。内訳はジャンプ3つ、スピン3つ、ステップシークエンス1つです。
ジャンプ要素には極めて厳格な縛りが存在します。具体的には以下の3つを必ず跳ばなければなりません。
① ダブルまたはトリプルアクセル(前向き踏切)
② 単独のステップからのジャンプ(男子・女子ともに3回転以上、男子は4回転可)
③ コンビネーションジャンプ(2連続ジャンプ)
ここで重要なのがコンビネーションジャンプの成否です。1本目の着氷が乱れて2本目が跳べなかった場合、要素そのものが「単独ジャンプ」とみなされ、規定違反による大幅なペナルティ(コンビネーション抜けによるノーカウントやGOEの大幅減点)を受けます。また、SPでは同じ種類のジャンプを重複して跳ぶことが禁止されているため、緻密な計算とミスを起こさない強靭なメンタルが求められます。