現在、最も積極的なビジネスを展開しているのが長男の亀田興毅だ。自身がファウンダーを務めるボクシング興行ブランド「3150FIGHT(サイコーファイト)」は、従来の興行システムに風穴を開けた。「ボクサーが稼げる世界を作る」という強い信念のもと、選手への破格のファイトマネー提示や豪奢な演出を導入し、業界内外で大きな注目を集めている。
過去には日本プロボクシングコミッション(JBC)との長年にわたる対立やライセンス問題を経験した彼だからこそ、既存の枠組みにとらわれない興行プロデュースが可能になったとも言える。かつてリングの上で孤独に戦っていた元世界王者は、今や「選手ファースト」を掲げる経営者として、日本のプロボクシング界全体の底上げを目指す中心人物となっている。