的確なアプローチを選択するために、まずは自身の骨盤と股関節がどのような状態にあるのかを客観的に把握する必要があります。臨床現場で用いられる簡易アライメントテストを基に、セルフチェック項目を整理しました。
以下のチェックリストで該当する項目を確認してください。
- チェック1:壁を背にして直立した際、腰の後ろに手のひら以上の隙間が空く、または全く隙間がない
- チェック2:両足を揃えて立ったとき、左右の膝小僧が正面ではなく内側を向いている
- チェック3:靴底の外側ではなく、内側やかかと後方が極端にすり減る
- チェック4:椅子に座ると無意識に脚を組む、または膝を閉じて足先を開く「ハの字座り」になる
- チェック5:太ももの付け根の外側を手で触ると、骨の硬い出っ張りが指に強く当たる
特にチェック2と5に該当する場合、典型的な「股関節内旋型の大転子張り出し」が起きています。また、骨格診断において骨格ウェーブに分類されるタイプは、骨盤が前後に薄く横に広い構造的特徴に加え、筋肉が下重心に付きやすいため、股関節が内旋すると極端に横幅が強調されやすい傾向があります。この歪みパターンを放置したままスクワットなどの負荷トレーニングを行うと、太もも外側の筋肉(外側広筋)ばかりが発達し、かえって下半身の横幅を広げる逆効果を招くため注意が必要です。