原材料費や光熱費の高騰が続く中、ラーメン業界全体が「1000円の壁」に直面してきた。とりわけ大量の豚肉と野菜、大盛りの麺を惜しみなく提供する二郎系にとって、ここ数年のコストアップは死活問題だったと言える。
だが津田沼の店主たちは、安易な値引きや量の削減を選ばなかった。ある店舗は、チャーシューのクオリティをさらに高めることで「1000円オーバーでも圧倒的に満足できる一杯」へと刷新。また別の店舗は、ポイントカードシステムやSNS限定トッピングを導入し、リピーターへの還元を強化した。工夫と情熱によって価格の壁を価値の高さで乗り越える姿勢が、ファンの強い支持を集めている。