物語の現在地である遠征選抜試験において、木虎藍は古寺章平が隊長を務める「古寺6番隊」のメンバーとして指名され、試験に臨んでいます。
古寺隊(古寺章平、奥寺常幸、三浦雄太、木虎藍、オペレーター・六田梨香)において、木虎の立ち位置は事実上の「戦術アドバイザー」です。閉鎖環境試験という極限のストレス下で行われる課題処理や戦闘シミュレーション演習において、彼女の卓越した頭脳と状況分析力はチームの生命線として機能しています。
特に戦闘シミュレーションにおいては、各隊員のユニット特性を瞬時に把握し、トリオン消費の無駄を徹底的に排除した運用法を提示。突飛な奇策に頼るのではなく、手堅く高得点を積み重ねる古寺隊の安定感は、木虎の緻密な計算力に支えられていると言っても過言ではありません。
また、別部隊(諏訪7番隊)でリーダーとして孤軍奮闘する三雲修の戦いぶりに対しても、彼女はモニター越しに鋭い視線を注いでいます。修が導入した意外な戦術や隊のまとめ方に対し、批判的な検討を加えつつも、その本質的な意図を誰よりも早く見抜く描写は、読者の胸を熱くさせました。近界(ネイバーフッド)への遠征本番に向け、木虎藍の戦術眼がボーダー全体を救う決定打となる瞬間は、すぐそこまで迫っています。