『踊る』を語る上で、指導員・和久平八郎を演じたいかりや長介さんの存在を無視することはできない。「正しいことをしたければ、偉くなれ」という彼の言葉は、シリーズ全体のテーマとなった。いかりやさんが亡くなった後も、劇中では和久さんのノートや、甥である和久伸次郎(伊藤淳史)を通じて、その魂は受け継がれている。
また、スリーアミーゴスの一角を担った神田署長役の北村総一朗や、秋山副署長役の斉藤暁、袴田課長役の小野武彦らベテラン勢のユーモラスな掛け合いも、作品のスパイスだった。彼らの高齢化に伴い、かつてのようなドタバタ劇は難しくなっているものの、カメオ出演や象徴的なシーンでの登場を期待する声は根強い。