屋外水泳施設における老朽化は、単に「見た目が古くなる」だけにとどまりません。現場で最も懸念されていたのが、利用者の命に直結する安全リスクです。
水槽底面や側面のタイルの浮き・剥離は、素足で泳ぐ子どもたちに切り傷を負わせる危険があります。さらに、地下に埋設された給排水管の腐食が進むと、プールの水を適切に循環・消毒できなくなり、水質管理基準を一定に維持することが困難になります。加えて、近年の異常気象による記録的猛暑や局地的な豪雨は、監視体制の強化や熱中症対策設備の増設を要求し、運営管理コストを一段と押し上げる要因となりました。
気になる西宇治公園プール 再開予定ですが、現行の施設をそのまま補修して復活させる可能性は極めて低いのが現実です。宇治市が進める公共施設の集約・再編方針では、屋外プールのあり方について「大規模な改修を行って単独存続させる」のではなく、近隣施設との機能統合や、水遊び場(じゃぶじゃぶ池など)を備えた多目的広場への転換、民間活力を導入した複合施設化などが現実的な選択肢として俎上に載せられています。