彼女の歩みを振り返る時、NHKで放送された伝説的人形劇『プリンプリン物語』での主人公役は外せない。声優としての才能を開花させ、お茶の間のアイドルとして親しまれた彼女は、子供から大人まで幅広く愛される存在となった。その愛くるしい声と笑顔は、当時のテレビ文化における象徴でもあった。
そして1981年、カバー曲として発表された『まちぶせ』が大ヒットを記録する。切ない恋心を伸びやかに歌い上げるボーカルパフォーマンスは、昭和アイドルの歴史に燦然と輝く金字塔となった。清純派歌手としての人気を不動のものにし、歌番組のトップを駆け抜けた日々。その華々しいキャリアの裏で、彼女は常にアーティストとしての深化を模索していた。