カツオの交友関係を語る上で欠かせないのが、無二の親友である中島くんです。彼のフルネームは中島弘(なかじま ひろし)。カツオの部屋の窓下から投げかける「磯野、野球しようぜ!」というセリフは、作品屈指のお約束として広く認知されています。
中島はカツオと同じく野球が大好きで、空き地での草野球やテストの点数隠しなど、数々のいたずらを共にしてきました。カツオが調子に乗って失敗しそうになると的確にツッコミを入れ、逆に中島が困ったときにはカツオの機転に救われるという、互いに補い合う見事なパートナーシップを築いています。
家族構成は、厳格ながら孫思いの祖父と、大学生の兄である中島育三が中心となって登場します。両親については作中でほとんど描写されず、兄と祖父との男所帯で暮らしている設定です。カツオが中島の家に遊びに行き、厳しいおじいさんに緊張しながら挨拶するシーンは、昭和の温かい近所付き合いを象徴する名場面となっています。