幼くして生き別れとなった実父とニコルさん。記憶もおぼろげだった父娘が劇的な再会を果たしたのは、ニコルさんがファッション誌『Popteen』のカリスマモデルとして頭角を現していた18歳の時(2016年)でした。
テレビ特番の企画やプライベートの接触を通じて実現した約8年ぶりの再会。当時のドキュメント取材において、ニコルさんは緊張の面持ちでニュージーランドから来日した父親と対面しました。ドアが開き、大柄な父親が姿を現した瞬間、ニコルさんは思わず涙を流し、父親もまた愛娘を力強く抱きしめました。
しかし、そこで直面したのが深刻な言語の壁(英語)でした。実父は英語しか話せず、一方のニコルさんは日本育ちの日本語ネイティブ。複雑な心情を伝えるボキャブラリーを持たないニコルさんは、スマートフォンの翻訳アプリを使ったり、身振り手振りを交えながら必死にコミュニケーションを試みました。
「もっと英語を勉強しておけばよかった」と悔しさをにじませつつも、父親は財布の中に幼少期のニコルさんの写真を大切にしまっており、遠く離れたニュージーランドの地から娘のモデル活動をずっと見守っていたことを告白。言葉の限界を超え、血のつながった親子の温もりを確かめ合ったこの場面は、視聴者からも「涙なしには見られない」と大反響を巻き起こしました。
その後も2人は連絡を取り合い、父親が日本を訪れたり、ニコルさんが海外渡航時に連絡を取り合ったりと、良好な親子関係が続いています。