ビビアン・スーの凄みは、ビジュアルだけにとどまらない。彼女は中国語(北京語、台湾語)、日本語、英語を自在に行き来する多言語スピーカーであり、作詞家としても数々の楽曲を手掛けてきた。ブラックビスケッツの楽曲への作詞参加はもちろん、台湾帰国後も周杰倫(ジェイ・チョウ)らトップアーティストに歌詞を提供するなど、クリエイターとしての知性を発揮し続けた。
単なる「消費されるアイドル」に終わらず、自らの足で立ち、言葉を学び、表現者としての領域を広げていったたくましさ。アジア発のグローバルタレントの先駆けとして、彼女が遺した足跡はきわめて大きい。