岡田准一のアクションは、単なる「スタント映えする動き」とは次元が異なります。フィリピン武術「カリ」、ブルース・リーが創始した「ジークンドー」、そして総合格闘技の礎である「USA修斗」の3つのインストラクター資格を保持している事実は広く知られています。
さらに近年、格闘技界を驚かせたのがブラジリアン柔術への本格参戦です。2023年に米国ラスベガスで開催された「ワールドマスター柔術選手権」マスター3茶帯ライトフェザー級に出場し、1回戦を突破する快挙を成し遂げました。茶帯は長年の修練を積んだ者しか到達できない極めて高い段位であり、芸能人の余暇の域を完全に超えています。
映画『ザ・ファブル』シリーズや『ヘルドッグス』で見せた関節技や近接格闘術(CQC)の緻密な描写は、こうした本物の肉体言語に裏打ちされたものです。現場で共演したアクション俳優陣からも「岡田さんの打撃は間合いと身体の軸が本職そのもの」と証言されており、日本映画におけるファイトシーンの基準値を一人で引き上げました。