二人の出会いは、2018年10月に上演された舞台『カレフォン』(鈴木おさむ作・演出)でのW主演でした。切ない恋愛劇の相手役として稽古から本番まで濃密な時間を共有する中で、急速に距離を縮めたと伝えられています。川栄李奈が当時23歳、廣瀬智紀が31歳と、8歳の年齢差がありましたが、現場関係者の証言によると、稽古場では互いの演技論をぶつけ合いながらも、穏やかな空気感で自然と惹かれ合っていったといいます。
舞台の千秋楽から約半年後の2019年5月17日、二人は連名で結婚発表を行いました。同時に川栄のお腹の中に第一子が宿っていることも公表され、世間には大きな驚きと祝福の声が広がりました。元アイドルから演技派へと駆け上がる最中の決断は、彼女自身の潔い人柄を象徴する出来事として受け止められました。
ここで改めて注目されたのが、川栄李奈の旦那となった廣瀬智紀の経歴です。スターダストプロモーションに所属し、舞台『弱虫ペダル』の巻島裕介役や舞台『刀剣乱舞』の鶯丸役など、いわゆる2.5次元舞台のトップランナーとして絶大な動員力を誇ってきた実力派俳優でした。映像界のホープと舞台界の実力派という、互いに異なるフィールドで頂点を目指す者同士の結びつきでした。