多目的ホールとしての基本設計を持つ同会場ですが、名古屋文理大学文化フォーラム大ホールの音響評判は各方面から概ね高い支持を得ています。残響時間は長すぎず短すぎずの適度なセッティングが施されており、反響板を用いたクラシックコンサートでは楽器本来の素直な倍音を美しく届け、スピーカーを使用するJ-POPやアニソン、声優イベントではボーカルの歌詞が埋もれず輪郭明瞭に響きます。
ただし、1階後方の最後列付近では、上部にせり出す2階席の底面によって高音域の抜け感がわずかに抑え気味に感じられるという音響マニアの指摘もあります。音の立体感やダイレクトな音圧を全身で浴びたい場合は、1階中央ブロックがベストチョイスとなります。
おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
本ホールの座席特性を踏まえた選択基準は以下の通りです。
- おすすめできる人:
- ドームやアリーナの大規模会場に疲れ、演者との距離感や生の表情を間近で楽しみたい人。
- 1階中央〜通路後方や2階中段を確保でき、ステージ全体と照明演出の美しさを俯瞰したい人。
- アコースティックや演劇など、セリフや生声の明瞭さを重視する人。
- 慎重になるべき人・対策が必要な人:
- 1階席前方で前の観客の座高による頭被りを極端に気にする人(厚底シューズや座高対策の工夫が必要)。
- 高所恐怖症の気があり、2階席の急勾配な傾斜に不安を覚える人(1階席の確保を推奨)。
- 2階最前列で手すりの存在が視界のノイズになると集中できない人。