現在でこそ組織を率いる重鎮としての風格を漂わせていますが、川合俊一の若い頃における熱狂ぶりは、現在のスポーツ界の追随を許さないレベルでした。新潟県出身で身長195cmという恵まれた体躯を持ち、明治大学付属中野高校を経て名門・日本体育大学へ進学。大学時代からインカレ優勝を経験するなど、トッププレイヤーとしてのキャリアを着実に築き上げました。
1980年代、富士フイルムに所属し日本代表のエースとして活躍していた時代は、試合会場に黄色い歓声が鳴り響き、親衛隊が結成されるほどの社会現象を巻き起こしました。まさに「元祖アイドルバレーボーラー」として競技の人気を牽引した存在です。現役引退後はビーチバレーの普及に尽力し、日本ビーチバレーボール連盟の会長を務めるなど、競技の枠を広げるパイオニアとして道を切り拓いてきました。年齢は60代を迎えていますが、長身をスマートに着こなすスタイルと明るいキャラクターは、当時から培われた天性のスター性によるものです。