本作が他の邦画パニック作品と決定的に一線を画しているのが、PG12に逃げず「R15+指定」を前提として徹底的に作り込まれたゴア描写とパニック描写です。
作中に登場する感染者「ZQN(ゾキュン)」は、従来の一般的なゾンビとは異なり、生前の記憶や習慣、執着に囚われたまま奇行を繰り返し、驚異的な身体能力で人間を襲います。頭部が吹き飛ぶ散弾銃の直撃描写、肉体が千切れるスプラッター表現、そして人間が怪物へと変貌していく生々しいプロセスを、特殊メイクと精緻なCGを組み合わせて容赦なく映像化しました。
さらに、後半の舞台となるショッピングモールのシークエンスは、日本国内の撮影許可の壁をクリアするため、韓国の廃アウトレットモールで大規模な海外ロケを敢行。実車を使用した激しいカークラッシュや、数百人規模のエキストラを動員した大パニックシーンなど、邦画の枠を超えたスケール感が画面全体から伝わってきます。