そもそも、なぜ電機メーカーであるNECがサルのキャラクターを採用し、これほど大規模なグッズ展開を行ったのでしょうか。そのNEC キャラクター バザールでござーる 経緯を振り返ると、日本のパソコン普及期における卓越した宣伝戦略が見えてきます。
1991年、当時敷居の高かったパソコン(PC-9800シリーズ等)や家電製品を親しみやすくアピールするため、「バザールでござーる」が登場しました。故・財津一郎氏の小気味よいナレーション「〜でござーる」のフレーズとともに一世を風靡し、CM総研などの好感度ランキングで長年上位を独占しました。
しかし、2010年代以降、バザールでござーる 終了 理由となった構造的な変化が訪れます。
- NECの事業構造転換:個人向けパソコン事業の再編(Lenovoとの合弁設立など)および社会インフラやITサービスなど「BtoB(企業間取引)」への完全シフト。
- デジタルシフトと販促費の見直し:紙のカレンダーや物理ノベルティの配布縮小に伴い、コーポレートキャラクターとしてのプロモーション役割が段階的に縮小。
- 公式サイトの統合:長年ファンに親しまれた「バザールでござーるオフィシャルホームページ」も時代の変遷とともに役割を終え、公式コンテンツは大幅に再編されました。