緑色のおりものは病気の警告?原因と受診の目安・最新治療を解説

緑色のおりものは病気の警告?原因と受診の目安・最新治療を解説

緑色のおりものは病気の警告?原因と受診の目安・最新治療を解説について分かりやすく解説いたします。最新の情報をお届けします。

緑色のおりものがみられる場合、付随する「かゆみ」「臭い」「形状(泡状、塊など)」によって、原因となっている疾患をある程度推測できます。特におりもの 悪臭 生臭いケースや、強い刺激感を伴う場合は特定の病原体が強く疑われます。 代表的な疾患には以下のようなものがあります。 * トリコモナス腟炎:原生動物である膣トリコモナス原虫への感染によって生じます。強い悪臭(魚が腐ったような生臭いアミン臭)、泡立った黄緑色の分泌物、激しい外陰部のかゆみや熱感が特徴的です。性交渉だけでなく、公衆浴場や下着、タオルの共有など非性交感染の経路も存在します。 * 細菌性腟症:何らかの要因で乳酸桿菌が激減し、嫌気性菌などが異常増殖する病態です。緑色のおりもの かゆみなし、あるいは軽度のかゆみのみというケースが多く、水っぽくサラサラした灰緑色の分泌物と独特の生臭い臭気を放ちます。 * 淋菌感染症・クラミジア感染症:性感染症(STI)の代表格です。子宮の入り口に子宮頸管炎を引き起こし、黄緑色の膿のような分泌物が増加します。特に女性のクラミジアや淋菌は初期自覚症状が乏しく、強いかゆみが出ないまま静かに進行する特徴があります。 * カンジダとの混合感染:おりもの 黄緑色 塊(酒粕やカッテージチーズ状)が確認される場合、カンジダ真菌の増殖に加えて細菌感染が重複している複合感染の疑いが生じます。 臨床現場における各疾患の鑑別ポイントと最新データを以下の比較表にまとめました。

疑われる疾患名分泌物の性状・付随症状潜伏期間・罹患データ等の目安編集部の見解・リスク評価トリコモナス腟炎泡状の黄緑色、強い魚臭(生臭さ)、激しいかゆみ・排尿痛潜伏期間:約10日〜数ヶ月
無症状保菌率:男性の半数以上パートナーとの同時服薬が必須。放置するとピンポン感染を無限に繰り返す極めて厄介な感染症。細菌性腟症水っぽい薄い黄緑色〜灰色、特有の生臭いアミン臭、かゆみは軽微性成熟期女性の約15〜20%に罹患歴あり(日産婦学会報告参照)過度の膣洗浄やストレスが誘因。「かゆみがないから安心」と油断しやすい代表例。子宮頸管炎
(淋菌・クラミジア)
膿性の黄緑色おりもの、不正出血、下腹部痛、無症状の例も多い淋菌:2〜7日 / クラミジア:1〜3週間
若年層感染者数が高止まり傾向炎症が卵管や腹腔内へ上行し、卵管閉塞や骨盤腹膜炎を引き起こすため将来の妊孕性に直結。膣内異物(遺残物)茶褐色〜濃い緑色、腐敗臭のような強烈な悪臭、浸出液の急増タンポンや避妊具の取り出し忘れにより数日〜数週間で発症黄色ブドウ球菌によるトキシックショック症候群(TSS)を誘発する恐れがあり緊急受診が必要。
山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。