2017年の無所属当選後、立憲民主党へ入党したものの、党内融和や憲法審査会の運営をめぐって執行部との溝が深まり、2020年3月に離党届を提出。その後、玉木雄一郎氏率いる国民民主党へ合流し、憲法調査会長として意欲的な論客ぶりを見せていました。
ところが2021年6月、突如として次期衆院選への不出馬と政界引退を電撃表明します。巷では「次の選挙で落選確実だったから逃げたのではないか」という穿った見方も出ましたが、彼女が明かした引退理由はより本質的な政治構造への違和感でした。
山尾氏は会見で、「プレーヤーとしての政治家という手段から離れ、政策起業家として社会を変えたい」と語りました。野党共闘の枠組みや党利党略による足の引っ張り合い、政策の中身よりもスキャンダル追及に終始する国会のあり方に限界を感じていたことは明白です。議員バッジに固執せず、自らの強みである「法律」を武器に外部から国を動かす道を選んだ瞬間でした。