Q1:黒くて大きい蜂がベランダでホバリングして逃げません。刺される危険はありますか?
A1:刺される危険は物理的にゼロです。空中でホバリングして人間を観察するように静止しているのは、クマバチのオスです。生物学的にオスには毒針(産卵管)が存在しないため、刺すことができません。メスを探しているだけですので、刺激せず無視していれば数分で飛び去ります。
Q2:黒い蜂と凶暴なスズメバチを簡単に見分ける方法はありますか?
A2:飛び方と体型のシルエットで見分けられます。危険なオオスズメバチやキイロスズメバチは、黄色と黒(または茶褐色)の縞模様が鮮明で、くびれが深く直線的かつ俊敏に飛行します。一方、黒い蜂の代表であるクマバチはずんぐり丸っこい体型で毛深く、低音の羽音を響かせながらゆったりと飛びます。ただし、全身が黒っぽく見えるチャイロスズメバチなどの例外もごく一部に存在するため、模様が判別できない場合はむやみに近づかないのが原則です。
Q3:ベランダの壁に泥の塊がついています。これは黒い蜂の巣ですか?
A3:ドロバチ類の巣である可能性が極めて高いです。ドロバチは泥を固めて小さな壺状やドーム状の巣を作り、中に捕獲した青虫と卵を産み付けます。親蜂が巣の中に常駐して群れで襲撃してくることはありません。見た目が気になる場合は、蜂がいない時間帯に棒やヘラで削り落とし、可燃ごみとして処分すれば安全に撤去できます。
Q4:アブに刺された場合と蜂に刺された場合で、症状や対処に違いはありますか?
A4:違いがあります。蜂は「針を皮膚に刺して毒を注入する」ため、刺された瞬間から強い灼熱痛が生じ、後に毒によるアレルギー腫れが広がります。アブは「皮膚を噛み切って出血させ、その血をすする」ため、出血を伴う鋭い痛みがあり、後から強いかゆみとしこりが生じるのが特徴です。どちらも流水洗浄と冷温冷却、抗ヒスタミン軟膏の塗布が基本ですが、アブの場合は雑菌感染を防ぐため患部を清潔に保つことが特に重要です。