ネット上の簡易的なまとめ記事などでよく見られる誤解が、「月の略称はすべて頭3文字にピリオド(.)を付ければ正解」という説明です。これは実務や公的な英語試験において明確な誤りとなる場合があります。
「May」にピリオドを付けてはいけない理由
英語月短縮形ピリオドのルールにおける最大の落とし穴が「5月(May)」です。英語表記における末尾のピリオドは「単語を途中で省略している」ことを示す記号(省略記号)です。Mayは元々の単語自体が3文字であるため、何も省略されていません。したがって、「May.」とピリオドを打つと文法的に誤りとなります。
June・JulyとSeptemberの表記揺れ
もう一つの混乱ポイントは、4文字の「June」と「July」の扱いです。主要な英語スタイルガイド(AP通信スタイルやシカゴ・マニュアル・オブ・スタイル)において方針が異なります。
- APスタイル(報道・メディア):3文字の短縮を基本としつつ、March, April, May, June, Julyは文字数が短いため短縮せずそのまま書く。
- 一般的な短縮ルール:すべてを3文字に揃える場合、Juneは「Jun.」、Julyは「Jul.」と表記する。
- Septemberの例外:通常3文字(Sep.)ですが、出版物によっては4文字で「Sept.」と省略されるケースも多い。
中学生の定期テストでは「原則として頭3文字+ピリオド(Mayは除く)」と統一して指導されるケースが大半ですが、こうした実務的な例外知識を知っておくと余計な減点を防ぐことができます。