ネット上の掲示板やレビューサイトを詳しく分析すると、マウスウォッシュに対する過剰な期待と、現実に直面したユーザーの落胆が生々しく浮き彫りになります。
大手通販サイトのレビュー欄には、「長年悩んでいた朝起きた時の口のネバつきがコンクールFで劇的に消えた」という絶賛の声が並ぶ一方で、歯科医院の定期健診を受けたユーザーからのこんな書き込みが散見されます。
「朝晩欠かさず薬用洗口液でゆすいでいたので、自分の口内は完璧に殺菌されていると信じ切っていた。しかし3年ぶりに歯科医院に行くと、歯周ポケットが5ミリまで深くなっており、『中で大量の歯石が溜まって骨が溶け始めています』と告げられて愕然とした。うがいだけで安心して、歯間ブラシを通していなかった自分の無知が悔やまれる」(40代男性・会社員の手記より)
また、刺激の強い製品を巡るトラブルも現場では頻繁に報告されています。5ちゃんねるのオーラルケア関連スレッドや知恵袋では、「強力な海外製リステリンを使い続けたところ、味覚がおかしくなり舌の皮が剥けた」「口の中がピリピリして歯科に行ったら、粘膜が荒れて口内炎だらけだと言われた」という投稿が後を絶ちません。
都内で開業するベテラン歯科衛生士は、現場での患者の傾向について次のように語っています。
「『歯槽膿漏に効く洗口液を使っているから歯医者には行かなくていいと思っていた』とおっしゃる患者さんが本当に多いです。洗口液で歯ぐきの表面的な赤みが一時的に引いたように見えても、それは抗炎症成分で腫れが抑えられているだけで、骨を溶かすポケット深部の菌はそのまま生き残っています。火事の元を消さずに、煙探知機のアラームだけを止めているような状態です」