気円斬の最大の特徴は、放ち手の戦闘力数値を問わず、対象の防御力を無視して切り裂く「極限の切断力」にあります。気功波やかめはめ波といったエネルギー弾が「衝撃と爆発力」でダメージを与えるのに対し、気円斬は気を極薄の刃として凝縮・回転させることで、接触面に対する圧力を無限大に高める物理的アプローチをとっています。
その威力が明確に証明されたのが、サイヤ人編におけるナッパ戦です。当時、戦闘力4,000超を誇るナッパに対し、クリリンの数値は1,000台前半に過ぎませんでした。まともに戦えば一撃で粉砕される戦力差でありながら、クリリンが放った気円斬は大地を深々と切り裂き、直撃を試みようとしたナッパに対してベジータが「よけろナッパ!!」と絶叫して回避を命じました。間一髪でかわしたナッパの頬からは血が流れ、もし直撃していれば首を刎ねられて即死していたことは疑いようがありません。
さらにフリーザ編では、公式戦闘力100万以上を誇る第2形態のフリーザに対し、クリリンが奇襲で放った気円斬が見事に命中し、その長大な尻尾をあっさりと切断しました。当時のクリリンの戦闘力は潜在能力解放後でも数万程度と推計されており、数十倍の戦力差すら無効化して肉体を切断できる事実が全世界の読者に強烈なインパクトを与えました。