クジャクサボテンと非常によく混同されるのが、同じ森林性サボテンの代表格である「月下美人(Epiphyllum oxypetalum)」です。両者は近縁種ですが、観賞価値や生態に決定的な違いがあります。
月下美人は「夜間にのみ開花し、朝にはしぼんでしまう純白の芳香花」であるのに対し、クジャクサボテンは月下美人や近縁属を交配して改良された園芸品種群であり、「赤・ピンク・黄色・白・紫など多彩な色彩を持ち、昼間に開花して2〜3日間咲き続ける」という明確な差異があります。
現在、日本国内で高い人気を誇る代表的なクジャクサボテンの品種を紹介します。
- 満月(まんげつ):鮮烈な大輪の黄色花を咲かせる銘品。花付きが極めて良く、初心者からベテランまで根強い人気を誇る。
- 赤草花(あかくさか):クジャクサボテンの原点ともいえる深紅の大輪花。ベルベットのような花弁の光沢が圧巻。
- 紫孔雀(パープルクジャク):花弁の外側が蛍光色を帯びた赤紫色、内側が鮮やかなピンクに染まる二色咲きの傑作品種。
- イエローサンシャイン:透明感のあるレモンイエローが爽快な中輪多花性品種。コンパクトに仕立てやすい。