とんでもございません」は誤用?文化庁の真相と正しい言い換えを徹底解説

とんでもございません」は誤用?文化庁の真相と正しい言い換えを徹底解説

とんでもございません」は誤用?文化庁の真相と正しい言い換えを徹底解説の真相について、最新情報を詳しくお届けします。

「とんでもございません」という言葉は、相手からの称賛、感謝、あるいは過度な気遣いに対して「思いがけないことです」「滅相もございません」と強く否定・謙遜する際に用いられます。しかし、国語教育やマナー指導の現場において、長年にわたり「不適切な敬語」として槍玉に挙げられてきた経緯があります。

誤用とされる決定的な理由は、とんでもない 語源 文法の構造にあります。「とんでもない」は、江戸時代の言葉「途でもない(道理に合わない、思いがけないの意)」が変化したものであり、全体で一つの「形容詞」です。「もったいない」「みっともない」「情けない」と同様の語群に属します。

文法上、「〜ない」の部分は否定の助動詞ではなく形容詞の一部(語尾)であるため、「ない」の部分だけを「ございません」や「ありません」に差し替えることはできません。たとえば、「情けない」を「情けございません」、「もったいない」を「もったいございません」と言わないのと同様に、「とんでもない」を「とんでもございません」と崩すのは文法破綻であるというのが、言語学的な誤用指摘の根拠です。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。