体質的に適性がない人が睡眠時間3時間の生活を続けた場合、体と心にはどのような異常が現れるのでしょうか。時間経過とともに進行する主な崩壊プロセスを見ていきます。
まず顕著に現れるのが強烈な集中力低下です。睡眠不足状態の脳では、前頭葉の血流が低下し、注意・判断を司る機能が鈍化します。3時間睡眠が数日続いた脳の状態は、血中アルコール濃度0.1%程度(ほろ酔い〜泥酔初期)の酩酊状態と同等の判断力まで低下することが実験で明らかになっています。
さらに深刻なのが自律神経への打撃です。慢性的な睡眠不足は交感神経を過剰に刺激し続け、自律神経の乱れからくる体調不良や吐き気、胃痛、頭痛を引き起こします。また、肌のターンオーバーを促す成長ホルモンの分泌が激減するため、肌荒れや吹き出物、血行不良によるくすみが急速に悪化します。
人間が睡眠時間3時間で活動を維持できる限界は、一般的に「2日〜3日」が限度とされており、それ以上続けるとマイクロスリープ(数秒間の無意識の気絶状態)が頻発し、重大な事故や突発的な体調悪化を引き起こす原因となります。