話題沸騰中の べにや民藝店を徹底取材|駒場移転の軌跡と取扱うつわ・最新営業情報について、詳しいまとめを整理して公開しています。
べにや民藝店が長年にわたり信頼を集める最大の理由は、妥協のない審美眼で選ばれた取扱作品の質の高さにあります。並ぶ品々は、鑑賞するための美術品ではなく、毎日の食卓や生活空間で使われてこそ輝く「用の美」を備えた日用品です。
陶磁器の分野では、大分県の日田市源栄町皿山で一子相伝の伝統を守る小鹿田焼(おんたやき)の飛び鉋(とびかんな)や刷毛目、島根県の出西窯(しゅっさいがま)による深みのある瑠璃釉のうつわ、沖縄の力強い土と釉薬が息づくやちむん(読谷山焼など)が定番として揃います。いずれも料理を盛り付けた瞬間に表情を変え、食卓を引き立てる実用性に優れています。
さらに、うつわ以外の工芸品も圧巻の品揃えです。気泡と柔らかな揺らぎが美しい倉敷ガラスなどの吹きガラス製品、倉敷本染手織研究所の精神を継承したウールのノッティング織り椅子敷き、東北の手編み籠や型染め布など、日本各地の風土が育んだ手仕事が一堂に会します。
分野・工芸品主な産地・作家・工房一般的な価格帯の目安専門的な特徴と実用性民藝陶器(皿・碗・鉢)小鹿田焼、出西窯、やちむん、湯町窯、砥部焼2,000円〜8,000円前後(日常食器)厚手で丈夫、日常使いに耐えうる堅牢さと料理を引き立てる土の風合い吹きガラス(コップ・鉢)倉敷ガラス、奥原硝子製造所、各地の個人作家2,500円〜6,000円前後手吹きならではの温かみある厚みと、光を取り込む豊かな気泡や揺らぎ染織・手織物(椅子敷き等)倉敷ノッティング、型染作家作品、手紡ぎ木綿25,000円〜45,000円前後(ノッティング)数十年単位の使用に耐える高密度な織り。経年変化による風合いの深化木工・竹細工・カゴ岩手・青森の竹・あけび細工、各地の漆器・刳物3,000円〜30,000円前後植物素材特有の水切れ・通気性と、使い込むほどに増す飴色の艶