『風になりたい』の持つ祝祭性と普遍的なメッセージは、発売から現在に至るまで数多くの企業やアーティストを惹きつけ続けています。
特に強いインパクトを残したのが、中井貴一氏が出演したDCカードの長期シリーズCMや、サントリーなどの清涼飲料水のCM起用です。日常に活力を与えるメロディとして、テレビを通じてお茶の間へ定着しました。
カバー曲のバリエーションも多彩を極めます。フジテレビ系バラエティ番組発のユニット「レッドシアターズ」によるエネルギッシュなカバーが2009年に話題を呼んだほか、クリス・ハート氏やMay J.氏、高橋幸宏氏など、ジャンルを越えた一流アーティストたちがそれぞれの解釈で歌い継いできました。
さらに特筆すべきは、小・中学校の音楽教科書への掲載や合唱曲としての定着です。手拍子や合唱アンサンブルとの相性が抜群で、合唱用の楽譜が出版されると、全国の学校行事や合唱コンクールの定番曲として定着しました。これにより、1990年代をリアルタイムで知らない若い世代にも自然な形でDNAのように受け継がれています。