現在の男子日本代表を語る上で欠かせないのが、世界トップレベルで主力を張るタレントたちの充実ぶりです。単にスキルが優れているだけでなく、国際経験値と戦術理解度において過去の日本代表とは一線を画す選手層が形成されています。
アウトサイドヒッター(OH)の柱である石川祐希の現在は、世界最高峰のイタリア・セリエA屈指の強豪であるシル・スーサ・ヴィム・ペルージャなどのメガクラブで主軸を務め、欧州チャンピオンズリーグの舞台でも勝負強さを遺憾なく発揮しています。単なる得点源にとどまらず、プレッシャーのかかる終盤で味方を鼓舞する卓越したキャプテンシーは、日本代表の精神的支柱として絶対的な存在です。
一方、若きスターとして世界的な知名度を誇る高橋藍の所属チームでの動向も注目を集めています。イタリア・セリエAのヴェローナやモンツァで世界トップクラスのリセプション(サーブレシーブ)と多彩なアタック技術を確立し、国内Vリーグのサントリーサンバーズ大阪への加入後も世界基準のクオリティを維持。攻守に穴がないオールラウンダーとして、日本のバックアタック連動戦術の鍵を握っています。
オポジット(OP)として爆発的な得点力を誇る西田有志の経歴は、幾多の怪我や病魔を乗り越えてきた不屈の歩みそのものです。高卒直後からの鮮烈な代表デビュー、ジェイテクトSTINGSでのリーグ優勝、イタリア挑戦、パナソニックパンサーズ(現・大阪ブルテオン)でのタイトル獲得など、常に勝負どころで決定打を放つ勝負強さは健在。サウスポーから繰り出される時速120km超の強烈なサーブと驚異的な跳躍力は、相手ブロッカーにとって最大の脅威であり続けています。
以下は、日本代表の骨格を成す主要ロスターの役割と背番号の一覧です。
【男子バレー日本代表 背番号一覧(主要登録メンバー)】
・#1 西田 有志(OP / 大阪ブルテオン)
・#2 小野寺 太志(MB / サントリーサンバーズ大阪)
・#3 深津 旭弘(S / 東京グレートベアーズ)
・#4 宮浦 健人(OP / ジェイテクトSTINGS愛知)
・#5 大塚 達宣(OH / ミラノ)
・#6 山内 晶大(MB / 大阪ブルテオン)
・#8 関田 誠大(S / ジェイテクトSTINGS愛知)
・#10 髙橋 健太郎(MB / ジェイテクトSTINGS愛知)
・#11 富田 将馬(OH / 大阪ブルテオン)
・#12 高橋 藍(OH / サントリーサンバーズ大阪)
・#13 小川 智大(L / ジェイテクトSTINGS愛知)
・#14 石川 祐希(OH / ペルージャ)
・#15 甲斐 優憲(OH / 専修大学・海外挑戦視野)
・#20 山本 智大(L / 大阪ブルテオン)
リベロ(L)の山本智大や小川智大による驚異的なディグ成功率、セッター(S)関田誠大による針の穴を通すようなトスワーク、そしてミドルブロッカー(MB)陣のブロック決定本数の増加が、攻守のバランスを高い次元で成立させています。