バブル経済の熱気に包まれた1980年代末から1990年代初頭にかけて、日本のテレビ界ではトレンディドラマが大ブームを巻き起こした。当然のように数々のドラマからオファーが舞い込んだが、ここで予期せぬ壁が立ちはだかる。芸能界においても規格外だった189センチという高身長だ。
当時は小柄な女優が多く、画面のツーショットに収まりきらないという技術的な都合から、主演男優としてのキャスティングを敬遠される局面も少なくなかった。二枚目のイメージばかりが先行し、モデル出身というレッスンなしのラベルが重く重くのしかかった。華やかなスポットライトの影で、オファーが激減する冷酷な現実に直面することになる。