もう刃が飛ばない!カッター刃の正しい折り方と安全処分の極意

もう刃が飛ばない!カッター刃の正しい折り方と安全処分の極意

もう刃が飛ばない!カッター刃の正しい折り方と安全処分の極意にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。

ネット上の情報や個人の慣習には、危険な誤解が数多く散見される。最も顕著な盲点が「折る向きはどちらでも構わない」という俗説だ。大手カッターメーカーの設計思想において、刃の折り線(スジ)は片面からV字型に刻印されている。このV字の溝を「広げる方向(山折り)」に曲げないと、金属が正常に破断しない。

もし溝と逆方向(谷折り)に無理やり曲げると、破断面に微細なバリ(金属のトゲ)が発生し、新しく現れた刃先の切れ味が著しく低下する。そればかりか、破断に必要なトルクが跳ね上がるため、指先に過剰な力がかかり、折れた瞬間に制御を失って破片が遠くへ弾け飛ぶ「逆折り事故」を引き起こす。オルファ製であってもNTカッター 刃の折り方であっても、この物理的原則は共通している。

また、もうひとつの誤解が「刃を使い切った後の処理」である。最後の1枚になった際、無理に折ろうとして指を刃先に近づけてしまうユーザーが多い。しかし、最後の1ピースは折るのではなく、カッター替刃の交換方法に則って安全にスライダーごと取り出すのが正しい作法だ。本体後部のキャップを外し、スライダーを後ろへ滑らせて古い刃を取り出し、新しい替刃をスライダーの突起に確実にセットして戻す。刃先を直接つまむ行為は厳禁である。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。