ネット上の掲示板やSNSでは、「気合いで押し込んだらブチッと音がして通った」「画鋲や安全ピンで突き刺して復活させた」といった武勇伝めいた体験談が散見されます。しかし、こうした不衛生かつ暴力的な貫通行為は、後から取り返しのつかないトラブルへ発展するケースが大半です。
知恵袋やコミュニティに寄せられる後悔の声の中で、特に顕著なのが以下の3パターンです。
1. 「二重ホール(偽経路)」の形成
本来のトンネルとは微妙にズレた角度で無理に押し通した結果、耳の中で経路が枝分かれしてしまい、ピアスを装着するたびに出口が見つからず毎回激痛と出血を繰り返す状態に陥る事例です。
2. 激しい細菌感染と耳垂の腫脹
消毒が不十分なアクセサリー用ピアスで傷口をこじ開けたことで、黄色ブドウ球菌などが侵入。「翌朝起きたら耳たぶが通常の倍以上に腫れ上がり、熱を持って眠れなくなった」という訴えは後を絶ちません。
3. ピアスのキャッチ埋没事故
無理に通した後の急激な腫れによって、ピアスのヘッドや留め具(キャッチ)が皮膚内部に完全に埋没し、局所麻酔下で皮膚を切開して取り出さざるを得なくなった医療事案も報告されています。
一時の「もったいない」「病院に行くのが面倒」という感情から強引な処置を選ぶと、結果的により高額な治療費と長期間の痛みを背負うことになります。