釣り場で魚を掛けた直後にラインブレイクが起きる場合、糸そのものの破断ではなく結び目からのすっぽ抜けや摩擦熱による高切れが圧倒的多数を占めます。フロロカーボンやナイロンなどのモノフィラメントラインは、急激に締め込む際の摩擦熱に極めて弱く、乾いた状態で締め上げると分子構造が破壊されて強度が半減します。
現場で失敗を防ぐための鉄則はシンプルです。結び目を締め込む直前に必ず唾液や海水で湿らせること、そして最後の一締めをゆっくり均等に行うことです。また、道糸とハリスに大きな号数差(太さの違い)がある場合、細いライン側が滑りやすくなるため、細糸側の巻き数を1〜2回増やす調整が確実な結束力を生み出します。