配線周りのトラブルで特に注意したいのが、プラグ周辺から突如発火する「トラッキング現象」です。長期間コンセントに差し込んだままのプラグ周辺にホコリが溜まり、空気中の湿気を吸うことで微弱な電流が流れます。これが繰り返されるとプラグの絶縁樹脂が炭化して導電路(トラック)が形成され、最終的に激しい火花を放って発火に至ります。
コンセント発熱・焦げ付き原因は主に次の3点に集約されます。
・許容電力を超えた過電流による発泡・溶解
・ホコリと湿気の結合によるトラッキング放電
・プラグの緩みや内部断線による接触抵抗の増大
トラッキング現象の防止策としては、定期的に乾いた布でプラグ根元のホコリを拭き取ることが基本です。また、家具の裏など手が届きにくい場所には絶縁キャップ付きプラグを採用した製品を使用してください。
もし使用中に「タップが触れないほど熱い」「プラスチックが焦げたような臭いがする」「差込口が変色している」といった異変を感じた場合は、ブレーカーを落とすか、スイッチ付きタップであれば即座に電源をオフにしてからプラグを抜いてください。焦げ付いた器具の再利用は厳禁です。