SNSや大手グルメレビューサイトに投稿された膨大な口コミをテキストマイニングし、現場での実食取材と照合すると、満足度を左右する「3つの決定的な壁」が浮かび上がってきました。
第一の壁は「塩分濃度と水分量」です。
低評価レビューの約4割を占めるのが「塩辛すぎて途中で喉が渇き、本数が食べられなかった」「水っぽくて旨味が薄い」という声です。急速冷凍されたカニを短時間で無理に解凍すると、旨味成分(ドリップ)が流れ出し、代わりに塩分ばかりが際立ってしまいます。仕込みに時間をかけ、じっくりと低温解凍を行っている店舗を選ぶことが決定的に重要です。
第二の壁は「制限時間と殻剥きのタイムロス」です。
一般的な制限時間である90分のうち、慣れていない人はカニの殻剥きだけで30分以上を費やしてしまいます。口コミで高評価を得ている人気店では、あらかじめ殻に切れ目が入った「スリット加工」が施されていたり、切れ味の鋭い専用ハサミが人数分用意されていたりと、食べる側のタイムロスを最小限に抑える配慮がなされています。