統合失調症が完治した人は実在するのか?寛解との違いと断薬のリアル

統合失調症が完治した人は実在するのか?寛解との違いと断薬のリアル

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病を抱えながら第一線で活動を続ける著名人や、統合失調症回復した人の体験談ブログの発信をつぶさに追うと、「病気前の自分に戻った」のではなく「病気と折り合いをつける術を極めた」人々の共通した生き方が見えてきます。

日本国内で広く知られている象徴的な事例として、お笑いコンビ「松本ハウス」のハウス加賀谷氏の歩みが挙げられます。人気絶頂期に幻聴や被害関係妄想の悪化によって芸能活動の中断を余儀なくされ、入院と過酷な療養生活を経験。その後、相方である松本キック氏の粘り強い伴走と、自著『統合失調症がやってきた』での公表を経て、現在も服薬管理を続けながら舞台や講演活動を精力的に行っています。

また、統合失調症芸能人有名人の現在や海外の著名な事例(ノーベル経済学賞を受賞した数学者ジョン・ナッシュ氏など)を検証しても、誰もが「病気そのものを完全に抹消した」わけではありません。彼らは自らの幻覚や妄想を「脳の誤作動によるノイズ」として認識する術を身につけ、生活リズムを厳守し、調子が崩れかけた際には早期に休養をとるプロフェッショナルな自己管理を徹底しています。

個人の当事者ブログやnote、YouTubeでのリアルな声を集約すると、回復を維持できている人々は次のような生活習慣を共通して獲得しています。

  • 「8時間睡眠」を何よりも優先し、夜更かしを絶対に習慣化させない。
  • カフェインやアルコールを控え、脳への刺激をコントロールしている。
  • 調子の良いときでも「余力を3割残して」活動を切り上げる。
  • 「薬を飲んでいる自分=劣っている」というスティグマ(自己偏見)を捨て、「近視の人が眼鏡をかけるのと同じ」と捉えている。
山田 真由
著者

山田 真由

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