高市氏が主導した経済安全保障推進法は、現代の日本の政治における最重要法案の一つとして実務界からも高く評価されている。サプライチェーンの強靭化や基幹インフラの安全性確保など、地味ながら国家の骨格を支える実務を内閣府で牽引してきた手腕は揺るぎない。だが、大衆に届くパブリックイメージは、そうした地道な実務家としての顔よりも「筋金入りのタカ派」という象徴的な記号に偏りがちだ。
安全保障や国家観を語る際に見せる妥協なきナショナリズムは、左派・リベラル層にとって強い警戒感の対象となる。政策の中身を精査することなく、その強硬なスタンスそのものに恐怖や忌避感を覚える層が、過激なボキャブラリーを用いて攻撃を仕掛ける動機にもなっている。