2007年にタリーズコーヒージャパンの代表取締役社長を退任し、2008年に取締役を退任した松田氏は、その後も飲食業界にとどまらないダイナミックな挑戦を続けました。
特筆すべきは、2010年7月の第22回参議院議員通常選挙への出馬です。東京都選挙区から「みんなの党」公認で出馬し、66万票を超える支持を集めて初当選。国政の場では財政金融委員会や経済産業委員会などに所属し、行政改革や規制緩和、中小企業・スタートアップ育成政策に情熱を注ぎました。党派の離合集散を経て「日本を元気にする会」の代表を務めるなど独自の存在感を発揮しましたが、2016年の任期満了に伴い、「一期6年の約束を果たした」として政界をスパッと引退。潔い引き際も話題となりました。
実業家としての第2章では、ハワイ発祥のカジュアルレストラン「Eggs 'n Things(エッグスンシングス)」の日本展開を主導。山盛りのホイップクリームが載ったパンケーキブームを日本中に巻き起こし、タリーズで培ったマーケティングと店舗運営の手腕が健在であることを世に知らしめました。
2026年現在の松田氏は、飲食ビジネスのプロデュースやエンジェル投資家としての活動に加え、日本の食文化を世界へ発信するグローバルプロジェクトや、フードテック分野のスタートアップ支援に深く携わっています。また、経済メディアやビジネスフォーラムでの登壇、若手起業家向けのメンター活動を通じて、自身の波乱万丈な経験知を次世代へ還元し続けています。