カレン・カーペンターが息を引き取った朝、彼女はカリフォルニア州ダウニーの実家で倒れているのが発見された。搬送先の病院で死亡が確認されたが、解剖結果は長期間にわたる過度な体重制限と催吐薬の使用による心筋への心臓毒性を指摘していた。急性心不全という病名は、彼女が心身ともに限界を超えて戦い続けた末の悲劇的な結末に過ぎなかった。
当時は摂食障害という病気自体の認知度が高くなく、病理についての理解も進んでいなかった。激しい嘔吐や極端な絶食が心臓のナトリウムやカリウムバランスを崩し、最終的に心筋を著しく弱らせてしまったのだ。彼女の訃報は、世界中のファンに計り知れない衝撃と悲しみを与えた。