家族の再生を懸けて北海道へと向かった黒板一家。その中心にいた黒板五郎役の田中邦衛、長男・純役の吉岡秀隆、長女・螢役の中嶋朋子という中心キャストたちの足跡は、日本のエンターテインメント史そのものと言っても過言ではない。
2021年に惜しまれつつこの世を去った田中邦衛だが、彼が遺した圧倒的な存在感と独特の語り口は今も色あせない。一方、子役から大人へと劇中で成長を遂げた吉岡秀隆は、日本を代表する実力派俳優として数々の映画やドラマで第一線を走り続けている。また中嶋朋子も、俳優業のみならずナレーションや舞台など多方面で独自の感性を発揮し、深みのある表現者として活躍中だ。
名脇役として彩りを添えた岩城滉一、地井武男、原田美枝子、竹下景子ら豪華な出演陣が魅せた熱演も忘れてはならない。彼らが作品に吹き込んだ真実の息吹は、時代を超えて語り継がれている。