ペネロペとリサとガスパールの関係とは?同じ作者の秘密と決定的な違い

ペネロペとリサとガスパールの関係とは?同じ作者の秘密と決定的な違い

ペネロペとリサとガスパールの関係とは?同じ作者の秘密と決定的な違いの疑問点について、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。

作品をめぐって読者の間で最も頻繁に議論されるのが、「彼らは一体どんな動物なのか」という生物学的な正体に関する疑問です。外見の類似性から誤解されがちなキャラクターの公式設定を整理します。

リサとガスパールの正体:犬でもうさぎでもない「パリの住人」

白い体に赤いマフラーを巻いた「リサ」と、黒い体に青いマフラーを巻いた「ガスパール」。ピンと立った長い耳から「ウサギの絵本」と思われやすく、丸い鼻先や体つきから「トイプードルやテリアのような犬」と認識される場面が少なくありません。しかし、公式のキャラクター定義における答えは「イヌでもウサギでもない、とびきりキュートなパリの住人」です。

作者のアンとゲオルグは、リサとガスパールを特定の動物として描いておらず、子どもたちの空想の中に生きる架空の存在として定義しています。人間の言葉を話し、人間と同じようにアパルトマンに住み、人間の子どもたちと一緒に普通の学校へ通う彼らは、あくまで「人間の世界に溶け込んでいる不思議で特別なトワトモ(とびきりの友だち)」として設計されています。

ペネロペの正体:鮮やかな「青いコアラの女の子」

一方で、ペネロペに関しては明確なモデル動物が設定されています。ペネロペの正体は「青いコアラの女の子」です。

現実の動物界に青いコアラは存在しないため、初見の読者からは「クマのぬいぐるみ」「青いウサギ」などと混同されることも珍しくありません。なぜあえて青いコアラという設定になったのかについて、ゲオルグは来日特番のインタビューで「子ども向けの絵本だからといって、コアラを現実と同じ灰色にする必然性はない。自由で詩的な色彩を選びたかった」と証言しています。3歳児特有の好奇心と、少し抜けた愛らしさを表現するモチーフとしてコアラが選ばれ、色彩感覚を刺激する美しいターコイズブルーが配されたのです。

佐藤 大輔
著者

佐藤 大輔

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