Q1:「クリスマス」や「大晦日」は俳句の季語として認められていますか?
A1:はい、明確に認められています。日本の歳時記は伝統的な和風の風物だけでなく、人々の生活様式に定着した行事を積極的に取り入れてきました。「クリスマス」「聖夜」「降誕祭」はいずれも仲冬(12月)の季語であり、「大晦日」「年越」「年の夜」は晩冬の季語として広く詠まれています。
Q2:一つの句の中に冬の季語が二つ入ってしまったらダメですか?
A2:俳句において一つの句に複数の季語が入ることを「季重なり(きがさなり)」と呼び、基本的には避けるべきタブーとされています。主役となる季語の焦点がぼやけ、読者がどの季節・情景を味わえばよいか迷ってしまうためです。ただし、どちらか一方が明らかに主たる季語で、もう一方が単なる補助的な情景描写である場合など、高度な技量によって調和していれば例外的に名句として認められることもあります。初心者のうちは、「一大事として一つの句に季語は必ず一つ」を徹底するのが上達の近道です。
Q3:冬休みの宿題で子どもに俳句を作らせる際、一番のコツは何ですか?
A3:机の上で頭を抱えさせるのではなく、五感(見る・聞く・触る・嗅ぐ・味わう)を動かした瞬間をメモさせることです。「みかんの皮をむいたときの匂い」「朝起きて窓を触ったときの冷たさ」「息を吐いて白くなったときの形」など、具体的な感覚の記憶を一つ選ばせます。その情景を十二音で説明させ、最後に「冬の朝」「蜜柑食む」といった五音の季語をパズルのように合わせるだけで、生き生きとした傑作が簡単に仕上がります。