相鉄線の撮影において最も気を配りたいのが、深みのある濃紺色「ヨコハマネイビーブルー」の塗装特性です。光沢感の強い高品質な塗装であるため、光の当たり方によって黒っぽく沈んで見えたり、逆に周囲の景色を反射して白飛びして見えたりします。
この車体を最も美しく撮影するためのポイントは以下の通りです。
1. 斜光線(半順光)の光を捉える
完全なド順光よりも、やや斜め前方から光が当たる時間帯を選ぶと、車体側面に施されたクリア塗装の艶やかなハイライトと、深いブルーの陰影が際立ちます。
2. 順光時間帯の把握
相鉄線は東西方向に走る区間が多いため、上り列車(横浜・新横浜・都心方面)は午前中、下り列車(海老名・湘南台方面)は午後が基本的な順光時間帯となります。季節ごとの太陽高度の違いを意識し、冬場は低めの光線、夏場は影落ちしにくい午前早めや夕方の時間帯を選ぶと失敗が少なくなります。
3. 露出と偏光(PL)フィルターの活用
カメラの自動露出(AE)に任せると、暗い車体色に引きずられて露出オーバーになりがちです。一段階ほどアンダー気味に露出補正をかけることで、ネイビーブルーの重厚感をしっかりと引き出すことができます。また、沿線撮影ではPLフィルターを活用して車体ガラスや側面の余計な乱反射を適度に抑えるのも有効です。