イシュタルがこれほど愛される背景には、TYPE-MOON作品屈指の人気ヒロインである遠坂凛の肉体を依代とした「疑似サーヴァント」という緻密な設定が存在します。
神話におけるイシュタルは残忍で奔放な気まぐれ女神ですが、依代となった凛の生真面目さや倫理観が混ざり合った結果、奇跡的なバランスのキャラクターが誕生しました。どれほど冷徹に振る舞おうとしても根の善良さが隠しきれず、ここぞという場面でうっかりミスをやらかす「ポンコツ美神」としてのギャップは、ファンの心を掴んで離しません。
高慢で自信満々な女神が見せるプライドの高さと、予想外のハプニングに赤面して取り乱す可愛らしさ。この二面性こそが、コミカルな日常系から少し際どいシチュエーションを描いた同人誌やファンアートまで、幅広いジャンルの二次創作を生み出す強力な原動力となっています。