長らくお茶の間の視線を釘付けにしてきたのは、地上波のキラーコンテンツだった。『突然ですが占ってもいいですか?』を筆頭とするテレビ番組は、圧倒的な知名度を誇るスターを生み出してきた。
芸能界や政財界に太いパイプを持つゲッターズ飯田の統計学的なアプローチや、独自の天星術で数々のセレブリティを驚愕させてきた星ひとみの存在は、今なお燦然と輝いている。しかし、視聴者の熱視線は「他人の鑑定を観るテレビ」から「自分自身の運命を直接暴くデジタル鑑定」へと確実に移行している。
一方的なマスメディアの消費から、双方向のパーソナルな体験へ。エンターテインメントの主戦場は、完全にリビングのテレビ画面から個人のスマートフォン画面へと移り変わった。