この空中建築を着想したのは、世界的な建築家として知られる原広司氏だ。地上40階、高さ173メートルの2棟のビルを立ち上げ、その最頂部で連結させるという前例のない構造は、発表当時、国内外の建築業関係者に大きな衝撃を与えた。
施工においては、地上で組み上げた約1,040トンの連結部をワイヤーで引き上げる「リフトアップ工法」が採用された。この快挙を支えたのが、優れた技術力を誇る竹中工務店をはじめとする施工チームだ。都市の中に忽然と姿を現したその姿は、20世紀後半の近代建築史における記念碑的成果として讃えられた。