かつて産休・育休の手続きといえば、大量の紙の書類に手書きし、郵送や対面で提出する煩雑な作業がつきものだった。しかし、近年の人事デジタルトランスフォーメーション(DX)によって、その光景は劇的に変化している。
現在では、SmartHRをはじめとするクラウド型人事労務ソフトを導入する企業が急増している。従業員はスマホやPCの画面上から妊娠報告や産休申請に必要な情報を入力し、母子健康手帳の画像などをアップロードするだけで手続きの大半を完結できるようになった。
また、企業側においてもe-Gov電子申請を通じた行政機関への手続きが標準化しており、健康保険の出産手当金申請や社会保険料の免除手続きが迅速に行われる仕組みが整備されている。デジタルツールの活用により、休業中の書類のやり取りにかかる心理的・身体的負担は格段に軽減されている。