Q1:なぜ「イチジク」は「無花果」と書くのに実がなるのですか?
A1:イチジクは花が咲かないのではなく、実のように見える袋状の組織(花嚢)の内側に無数の小さな花を咲かせる特殊な構造を持っています。私たちが普段食べている赤いつぶつぶの部分こそが花そのものです。外側から観察しても花が見当たらないため、古くから「無花果」という漢字が充てられました。
Q2:キウイフルーツの漢字には「弥猴桃」以外の表記もありますか?
A2:はい、存在します。中国圏では発音をそのまま漢字に当てはめた「奇異果(チーイーグオ)」という表記も広く流通しています。伝統的な植物学名としては「弥猴桃」、商品名や現代の口語表現としては「奇異果」と使い分けられるケースが一般的です。
Q3:アボカドやパイナップルなど、日本原産でない果物に漢字があるのはなぜですか?
A3:主に明治から昭和初期にかけて、海外の動植物を日本に導入・図鑑編纂する際、学者や翻訳官が原語の意味や見た目から新たな漢字名を創出したためです(鰐梨、鳳梨など)。また、台湾や中国で既に使われていた漢訳名が輸入され、そのまま定着した表記も多数含まれます。